2022.05.26(木)
『輝く!一休Award 2021』受賞者インタビュー/失敗を恐れず最もチャレンジしていた方……【Challenger賞】佐藤亮介さん
『輝く!一休Award 2021』とは……
業務内・外のさまざまな分野で輝いた方を従業員からの投票で決定する、年に1度のビッグイベントです。新型コロナウィルスの影響により2年ぶりの開催となった2021年度は、「ユーザーファースト」や「チャレンジ」など、一休のカルチャーによりフィットした賞を新設。全6テーマでそれぞれ1位に輝いた方・チームを、6回に分けて紹介していきます。
▲佐藤亮介さん(新規事業本部 YADOLINK事業部)
大学ではロボットについて学び、大学院ではAIを研究、そして新卒で入社した大手メーカーではオムツの開発という経歴を持つ佐藤亮介さん。定年まで勤めるつもりで入った会社をわずか1年で離れ、2019年に一休へ入社しました。それから約3年後に「YADOLINK」という新規事業の立ち上げに挑戦。長引くコロナ禍の沈んだ空気をかき回すような佐藤さんの圧倒的な「チャレンジ」は、私たちをワクワクの渦に巻き込んでくれました!
・まずは新サービス「YADOLINK」のことを教えてください!
上質な宿泊体験が写真で見つかる「宿特化型SNS」です。宿好きの方々が安心して“宿愛”を語り合える場所を作りたいという想いから、2022年4月に立ち上げました。
構想自体はけっこう前からあったんです。僕はもともとマーケティングとデータサイエンスとして一休に入社したのですが、その仕事の一環として、コロナ前はヘビーユーザーさんを食事などにご招待してインタビューさせていただく機会を設けていました。サービス向上のためにいろいろ質問させていただくのですが、その中で「最近行った宿でどこがよかったですか?」と投げかけると、本当に楽しそうな雰囲気が広がるんですよね。めちゃくちゃ教えてくださるし、ユーザーさん同士でも盛り上がっているし。
そんな会話に聞き入りながら、それが空気中に発散していっているのがもったいないな~と感じていました。実は一休の社内でもそういう会話があるんです。実際に僕も宿を選ぶとき、最後の決め手になるのはユーザーさんや社内の皆さんがおススメしているところだったりします。僕の周りだけでもそうなので、世の中ではそういった“宿愛”がもっと発散しているのでは?と考えました。それをきちんと集約できる、きちんと最適な人に届けられるサービスにすれば、発信する人も楽しそうだし、聞く人にとってもきっと有益だし、そういうポジティブな世界があったらいいなと。それがYADOLINK立ち上げのきっかけです
・「Challenger賞」を受賞できた要因は何だと思いますか?
YADOLINKの立ち上げに伴って、まずは社内で使ってもらうためにいろいろなところに顔を出す機会が多かったので、第一想起になりやすかったのかなというのはあります。
そういった表面的なところと、あとは榊さんが仰ってくれたんですけど、YADOLINKが立ち上がったことで新規事業の機運が高まって、ポコポコといくつかの事業が立ち上がり始めてるというところですかね。実際はYADOLINKだけが要因ではなく、タイミングとかもありますが。でも、新規事業の話題があまり出てこなくなっていたところに、挑戦できる機運を作れたということで少しは貢献できたかなと思います。
社内での広報活動に関しては……いろいろやりました。新規のサービスを始めるにあたって、テキストだけで全社向けにアナウンスしても、まあやってくれないんですよね。自分自身もあとでやろうと思って忘れてしまうことが多いので。なので、まずは何人かに「こういうサービスやります」というのを直接お話して、次に社員一人ひとりにカスタマイズしたDMを送りました。その次に全社に向けてテキストでの案内だとちょっと乖離があるので、動画でも挟んでおこうかなと考えたんです。それで、社内で実施した写真投稿コンテストの結果を自分が発表する動画を、Slackの全社向けチャンネルに流しました。5分ぐらいにまとめようと思ったら30分くらいになっちゃって、切り貼りしたり、1.2倍速くらいにしたり、早口の僕バージョンで何とか収めました(笑)。
こういった活動を含めて新しいチャレンジですが、僕自身はそこまで気負っていなくて、やるべきだと思ったからやっています。普段の業務と同じようなマインドでやっているつもりなので、周囲の方から見ると、「チャレンジ」に対してあまりハードルを感じていないのかなと思われるかもしれませんね。ただ、普段のデータサイエンスという仕事が、そもそも実現できるかな?できないかな?みたいなチャレンジの連続ではあるので、そこまで気負っていないのかもしれません。
・「Callenger賞」受賞の率直な感想をお聞かせください
すごく嬉しいです。嬉しいっていう気持ちが一番に来て、反面、まだチャレンジしただけで結果が出ていない段階です。「チャレンジャー」として評価してもらえたことを有難く受け止めて、さらにここから多くの方に使っていただけるサービスにしていくことが期待されているということも感じました。僕自身も今からが勝負だと思っているので気が引き締まりました。
・受賞に関して、感謝を伝えたい方はいますか?
チームのみんなと、役員の方たちですね。
僕以外のメンバーは今、エンジニアが2名とデザイナーが1名。すごく良いかんじかなと思っています。社内公募で手を挙げてくれたので、新しく作りたいという意欲がありオーナーシップをきちんと持ってくれています。自分がイチから作ってそれが今後の基盤になっていくので、自ずと責任感が生まれる。それがいいのかなと。
いい意味で遠慮のない関係性もできていて、それは違うんじゃない?とか、それイケてないよとかをカジュアルに言い合える仲です。そんなメンバーのみんなに、まず感謝です。
ちなみに、Callenger賞1位の賞品としていただいた榊さんセレクトのシャンパン(ドンペリ&クリュッグ!)は、6月にメンバーで集まって飲む予定です!
▲「YADOLINK」立ち上げメンバーの皆さん。乾杯が楽しみですね!
そして、挑戦させていただいた役員の皆さん、会社に対しても感謝しています。最初はなかなか提案が通りませんでしたが……最終的にはある意味期待も込めて「挑戦していいよ」と承諾してくれました。そして今も自由にやらせていただいているというのは、本当に有難いです。
・役員に提案が通らない……諦めようと思ったことは?
ありませんでした。提案がなかなか通らないことは予想できていたし、最初にサービスが立ち上がって、その後ちょっと沈んで、というところまでも想像できていたんです。さらにその後また伸びるというところまで自分の中では信じていられたので、「やるでしょ!」っていうかんじでした。
ローンチから1か月経って、今は少し沈んでいるところです。でもここで課題とかがたくさん発見されるので、大丈夫です。これから半年くらい経って成長モードに入っていけたらなと考えています。
今はまだ、”コミュニケーション感”の不足など、最初の構想のときとは乖離があって、ユーザー同士が楽しく会話するところには至っていません。そういったコミュニティ的なものを今から作っていきます。もともと自分が持っていたアイデアをベースにしながら、社内外の意見を取り入れて軌道修正していこうと思います。
そして3年後には、「宿といえばYADOLINK」というかんじで、一休.comを使ったことがある方だとか、年に2~3回は旅行をするような旅好きの方だとかが、「当然知っていますよ」と言ってくださるサービスに成長させていきたいです。
◆推薦コメント(ほんの一部をご紹介します!)
・YADOLINKの立ち上げは大変だったと思いますが、ユーザーが喜ぶコンテンツをカタチにして実現したチャレンジ力。
・YADOLINKを提案し、ローンチまで走り抜けた姿はまさにChallengerでした。2022年度はプロダクトを飛躍させる一手を期待したいです!
・YADOLINKという新サービスへのチャレンジ。それを盛り上げようとされる姿も素敵でした!
・YADOLINKのリリースお疲れ様でした!投稿を1つ1つ確認して社内メンバーにDMしたり、キャンペーンを企画したり、サービスを盛り上げるためいろんなチャレンジをされていたのが伝わってきました。応援してます!
・気負わず全社をぐいぐい巻き込んでいる力、とても頼もしく感じました!これからも失敗を厭わずどんどんチャレンジしてほしいです。
・YADOLINKが世の中に広まればもっと旅が楽しくなると思う!
▲「Callenger賞」入賞の皆さん。ナイスチャレンジでした!
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