一休OBインタビュー 第1弾
ウェディングプランナーから、IT企業である一休での経験を経て、国内トップクラスのコンサルティングファーム・アクセンチュアへ転職された新枝孝文さん。異なる業界、異なる職種で着実にキャリアを築いてきた彼の言葉には、キャリアを「点」ではなく「線」でつなげるためのヒントが隠されています。そのキャリアの軌跡を辿り、すべての経験が「無駄にならない」働き方について伺いました。
インタビュアー: まずは、一休にご入社される前のキャリアについてお聞かせいただけますか?
新枝さん: 私は新卒でウェディング業界に入り、ベンチャー企業でウェディングプランナーをしていました。結婚式場と提携し、持ち込みという形でプランニングを行う、少し珍しいビジネスモデルの会社で、5年弱ほど勤めていましたね。
インタビュアー: そのような環境から、なぜ転職を考えはじめたのですか?
新枝さん: 実は、転職を考えていたわけではないんです。前職で約5年キャリアを積む中で、「外の世界の知見をもっと自社に取り入れたい」と考えるようになりました。そこで、さまざまな企業のワークショップや講演会に参加するようになったんです。その一つが、たまたま一休のイベントでした。社長や事業本部長のお話を伺う中で、この会社で働きたいと思ったんです。
インタビュアー: 入社後は、宿泊事業本部のシティホテルチームに配属されたと伺いました。未経験の業界で大変なことはありましたか?
新枝さん: 正直、大変でしたね(笑)。何をしていいか最初はわからなくて。でも、当時の事業本部長やチームのメンバーと壁打ちしながら、一つひとつ資料を作り、提案を磨いていきました。何度もやり直しをしましたが、この時の経験で身についたのが、コンサルティング能力の基礎です。
インタビュアー: なるほど。具体的にはどのようなスキルですか?
新枝さん:相手に伝えるためのプレゼン能力や、それを支える資料作成能力、そして数字を分析して根拠ある結論を導き出す力などです。一休は顧客の行動データが豊富で、社員が誰でも自由にアクセスでき、分析ができる環境が非常に魅力的でした。そうした環境の中で、営業企画や事業推進を兼任するようになって、SQLを独学で学び、自分でデータ抽出や分析も行っていました。
インタビュアー: 宿泊事業部で4年ほど実績を積まれた後、コーポレート部門に異動されたのが印象的でした。ご自身で希望されたのですか?
新枝さん: はい。実はその時、コンサルティング会社への転職を考えていたんです。もっと厳しい環境に身を置いて、自分を鍛えたいと強く思うようになって。実際に内定も出ていたのですが、「まだ一休の中でもやれることはあるんじゃないか」と感じ、とどまることにしました。その時、数字の管理を学ぶため、経理・財務を希望しました。
インタビュアー: 経理・財務のご経験は、今の仕事に活かされていますか?
新枝さん: はい、非常に役立っています。会社のキャッシュフローや経営の構造を理解する機会になりましたし、管理会計の知識も、期間が短かったので少しではありますが身につきました。実際に、今の仕事でクライアントの管理会計を見て、改善点を提案するようなこともしています。あの1年間は貴重な経験になりました。
インタビュアー: 一休で5年間、積み重ねたキャリアを持って、コンサルティングの世界に飛び込まれましたが、ウェディング業界、そして一休での経験がどう活かされていますか?
新枝さん: 現在は、大手企業の営業戦略をデータ分析に基づいて提案するプロジェクトに携わっています。一休でSQLを学んでデータの分析をしていた経験が、そのまま今の業務に直結しているんです。もちろん、業界や規模は違いますが、そこで起きている課題の本質は一休で経験したことと似ているなと感じています。
インタビュアー: 転職して苦労したことはありましたか?
新枝さん: 一番は「考え方」です。一休でもロジカルシンキングは求められますが、コンサルでは、課題の根本原因を網羅的に洗い出すための思考法やフレームワークまで問われます。表面的な答えでは通用しない。常に深く、多角的に物事を考える習慣を身につけることに苦労しましたね。
ただ、こういった考え方は、上司からの指導や本、学習動画に書かれていることばかりなんです。だから、働く場所がどこであるかが重要なのではなく、インプットした知識を日々の業務でいかに実践できるか、という点が重要であるのだと思います。
インタビュアー: 現職では入社1年半で複数のプロジェクトの責任者になり、社内でもトップクラスの成果を出されていると伺いました。
新枝さん: たまたま色々なタイミングも重なったというのもあるんですが、現在は複数のプロジェクトを横断して、約20名のメンバーをマネジメントしています。クライアントからも直接「新枝さんと契約したい」とまで言っていただけるようになり、一休での経験が、コンサル業界でも十分に通用する「武器」になったと実感しています。
インタビュアー: そして、この度、更なるキャリアアップとして、世界有数のコンサルティングファームへのご転職を決められたと伺いました。
新枝さん: はい。今お世話になっている尊敬できる上司がその企業に移られることになり、声をかけていただいたのがきっかけです。この1年半、コンサルでやってきて、一休で培った経験やスキルがしっかりと通用すると確信できたので、さらに上を目指せるチャレンジをしようと思いました。
インタビュアー: 今後のキャリアについて、どのような展望をお持ちですか?
新枝さん: 最終的には、自分自身で事業をやってみたいという気持ちはあります。特定の領域にこだわらず、どんな場所でも、どんな場面でも、自分の力だけでやっていける実力をつけたいですね。誰かの手助けやサポートを通して、世の中に貢献できたら嬉しいな、と思っています。
インタビュアー: 素敵ですね。最後に、一休への転職を考えている方や、今キャリアに悩んでいる方へメッセージをお願いします。
新枝さん: 一休はデータドリブンな事業運営という点で、大手企業と比べても進んでいる会社です。最先端の環境でビジネスの基礎を学び、実践できる素晴らしい場所だと思います。
キャリアに悩んでいる方へ伝えたいのは「そんなに悩まなくてもいいですよ」と伝えたいです(笑)。私がそうだったように、今やっていることは必ず未来のキャリアにつながります。特に、20代後半から30代前半という時期に何が経験できるか、どんなスキルを身につけられるかが最も重要だと考えています。この時期に集中して経験を積めば、40代、50代になったときに、自分が本当に求めるリターンが自然とついてくると信じています。
だからこそ、まずは目の前の仕事に一生懸命取り組むこと。そして、もし迷ったら、少しでも興味があること、少し軸を変えても良いと思うので主体的に新しいことにチャレンジをしてみることです。その経験が、自身の市場価値を確実に高めてくれますし、新しい選択肢を示してくれるはずです。
インタビュアー: 逆に、新枝さんが考える「一休に向かない人」はどんな人ですか?
新枝さん: そうですね。手取り足取り教えてくれるOJTやマニュアルが完璧に整っているわけではありません。受け身で仕事をしたい方には、もしかしたら少し辛い環境かもしれません。自ら学び、情報をキャッチアップし、行動できる人には、様々なチャンスが広がっている会社だと思います。
この対談を通して、当社のカルチャーや目指す方向性について、より深く理解していただけたでしょうか?
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香川大学 法学部出身。
2019年 株式会社メイション 入社
2021年 株式会社一休 入社
2024年 アクセンチュア株式会社 入社
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